元グラフィックデザイナーでWEBデザイン歴12年目のずぼらなオッターです。
今回は元グラフィックデザイナーの僕が実際に年収が低かった理由と、年収をアップさせた方法をまとめました。実際に年収を2倍以上にできた方法なのでぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
- グラフィックデザイナーになりたい人
- 年収が低くて悩んでいるデザイナー
- 年収をアップさせたいと思っているデザイナー
新卒デザイナーの年収は低い
経験上、新卒デザイナーの年収は本当に低いです。
私の場合は額面で21万円だったので、手取りでは各種税金などで源泉徴収されるので16万円ちょっとですね。低いだけでなく裁量労働制という精度があるおかげで基本的に残業代も給料に予め含まれているため過酷な待遇になっています。
私が新卒の頃はデザイナーはみんなみなし残業があるからタイムカードとかないよって言われたこともありました。今考えれば真っ黒なブラック企業でしたね。
ただしかし、残念ながらいまだに印刷業界やデザイン制作会社では残業代がでないことは日常茶飯事です。
残業時間が40時間くらいっていうとデザイン業界では少ない方と言われています。
残業40時間って年間480時間だから、時給1,200円のバイトなら576,000円だね。
そんなに時間あるならウーバーイーツでもしてお金にしたいね!
デザイナーは昇給も少ない
デザイン制作会社にいた時は1年に1回評価面談がありました。確実に去年より売上も、スキルも上がっているのによくて1万円、上がらない時は数千円でした。だいたい会社の業績がそんなに良くないからなどという言い訳が使われます。
正直言って業績が悪くて従業員の給料を上げてあげられない会社はさっさと辞めたほうがいいです。
とはいうもののなかなか多くの新卒デザイナーは「それが当たり前」だと思い込んでしまうあまりずるずる同じ会社に居続けて安くてよく働くコマになってしまうことが少なくありません。
日本の会社では年功序列の文化が根強いのでスキル重視とはいってもほとんどが年齢で決まるよ!
- 評価面談はあまりスキルを見られていない
- 業績などが理由で昇給できないのはだいたい嘘
- 給料に納得いかないならやめてOK
東京に出ないと年収は増えない
デザインの仕事は基本的に日本の中心である東京に集まります。
なぜなら大企業の多くが東京に拠点をおいているためです。なので、上流の仕事があるのは必然的に東京になります。
そのため、東京以外の地方都市などでは粗利益も少ない数をこなしてなんぼ。みたいな仕事が多くなってしまいます。
実際に大阪、京都で仕事をしていたときはA4のパンフレットも制作費は8万円程度だったりしました。
しかし、東京では30万円以上だったりすることも多いです。3倍以上のデザイン制作費がかかる故に、給料も必然的に東京のほうが平均的に高くなります。
初任給が低くてしんどい、と思うかもしれませんが東京のほうがデザインの仕事の質も高いため絶対東京で就職することを私はおすすめしています。
- デザイン制作費が東京の方が高い
- デザイナーの平均給料が東京は高い
- デザインの仕事も東京では一流のものができる
年収を上げる方法① できる分野を広げる
さてそれでは実際に低い年収、給料を上げる方法をご紹介します。
1番有効なのはスキルの分野を広げることです。グラフィックデザイナーだけでは正直、普通のデザイナーでは給料は上がりません。
例えばディレクションをするディレクターになってデザイナーを動かして大きい仕事や多くの仕事を効率よく回すことができるポジションです。
そのほか、新卒デザイナーなどの教育をするマネージャーポジションなどの分野を広げていくことが重要です。また、マネジメントやディレクションに興味がない人であればWEBデザインやUI/UXデザインの領域の仕事も勉強しておくと一層、年収アップや給料を上げることにつなげることができます。
- デザインスキルだけじゃなくマネジメントなどのスキルも重要
- WEBデザインは有効
- UI/UXデザイナーはこれからも需要がある
年収を上げる方法② 上司に好かれる
正直、スキルが高くてデザインが出来ても給料が上がらないことがあります。それは上司に好かれていない場合です。
とにかく上司や評価する人に好かれていれば給料って簡単に上がります。これは悲しい事実なんですが、日本の会社の場合、評価面談と言っても結局のところデザインの成果物をはっきり評価している会社はほとんどありません。
多くの場合は上司がいかに自分のいうことを聞いて、気持ちよく仕事ができる相手であるかということを重視しています。
自分が言った仕事を、真面目に素直に聞いてやってくれる都合の良い人であればあるほど給料も評価も上がっていきます。
もし、小さい会社、組織である場合はなるべく社長や部長などの役職がある人には好かれておきましょう。
- スキル評価はほとんどない
- 上司に好かれると昇給もしやすい
- 小さい会社の場合は社長に好かれた方が得する
年収を上げる方法③ 転職する
新卒で入った会社では飛躍的に給料、年収を上げることは正直かなり難易度が高く難しいです。
なぜなら最初の基準が低いまま入社しているため抜根的に給料を上げていくことはかなり険しい道だからです。
毎年数千円の昇給の場合年収を500万円、600万円としていくには相当努力が必要になります。そこでおすすめするのは転職です。
新卒で勤務した会社は3年で転職することを私は強くおすすめしています。なぜなら実務経験3年あれば転職先として欲しがる会社は数多くあるためです。
20代前半でビジネス知識もあって、実務経験もあって、体力もある20代前半は企業にとって教育する手間も少なくて即戦力になるためです。
もし現在の年収が350万円の場合は思い切って年収が400万円、450万円の転職先を探しましょう。
上げることはいいですが、下がる転職先は絶対に避けましょう。また、必ず転職先が見つかってからやめましょう。
- 年収をグッと上げるには転職しかない
- 新卒デザイナーは実務経験3年手に入れたあとは転職すべし
- 転職先の年収は最低50万円以上アップさせることがおすすめ
グラフィックデザイナーも将来性は高い
グラフィックデザイナーは年収が低いし、残業は多くてキツイ。そう思われる方が多かったかもしれません。
しかし、グラフィックデザイナーは将来性があると私は思っています。
WEBデザインもできるようになったりUI/UXデザインの道もあります。また、アートディレクターになることでグッと年収が上がる機会もあります。
現在では副業が個人的に最もやりやすい業種じゃないかな?と思っていて今後も将来性がある職業だろうなって私は感じています。
これからは副業もスタンダードになると予想されるので、なるべく残業の少ない会社へ転職してたほうが将来豊かに暮らせるんじゃないかなって私は思っています。また、副業や将来性を更に安定させたいなら絶対IT系、プログラミングスキルがあれば高待遇な会社へ転職しやすいです。
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