こんにちは!現役のWebデザイナーのずぼらなオッター(@Otter_zubora)です。
Webデザイナーを目指す人は年々増えています。よく僕が質問を受けるのはWebデザイナーになるために必要なスキルはなにか?ということです。
今回はこれだけ抑えておけば大丈夫。という未経験のWebデザイナーにもおすすめのWebデザイナーに必要なスキルを7つにわけてご紹介します。
Webデザイナーに必要なスキルってどれくらいあるの?
ざっくりと言うとWebデザイナーをやってて必要だと思ったのは7つだよ。今回はそれを詳しく簡単に説明するね!
- Webデザイナーになりたい人
- 強いWebデザイナーになりたい人
- スキルアップしたいWebデザイナー
Webデザイナーが求められる必要なスキルとは?
Webデザイナーに求められるスキルは時代とともに変化しています。
Webデザイナーといってもデザインのプロであるということはもちろん。そのほかにも様々なスキルを求められるようになりました。
より稼げる、より強いWebデザイナーになるには必要なスキルを持っていることが大切です。
「将来Webデザイナーの仕事はAIに取られてなくなってしまう」という話題もありました。
しかし、実際にはWebデザイナーとしてのスキルをたくさん持っていればなくならないでしょう。
Webデザインのスペシャリストから広範囲の仕事ができるジェネラリストになっていくのが将来も生き残っていくWebデザイナーになるポイントになるでしょう。
とっても簡単に言うとジェネラリストは広範囲の仕事ができる人、対してスペシャリストは専門性の高い仕事ができる人です。
現場ではジェネラリストが重宝される
少し前の時代ではWebデザイナーもスペシャリストを求められることが多かったです。しかし、現在はジェネラリストが求められることが多いです。
ジェネラリストとは「広範囲に渡る知識や経験を持つ人」という意味があります。
「あの人にお願いしたらWebに関することなら何でもやってくれそう」そういうWebデザイナーの需要が年々高くなっていると現場に居て実感します。
スキル1.Webデザインスキル
Webデザイナーなら当然デザインに関する知識は必要です。Webデザインを作る時もなんとなくかっこいいから、見た目がきれいからっていう理由でデザインするのはNGです。
色彩やデザインの知識をつけておくことでデザインの裏付けをプレゼンして自分のデザインをすすめる力が必要です。
なぜそのフォントを選んだのか、なぜその色を使ったのか、なぜその余白を残しているのか、なぜそのデザインにしたのか。
デザインの知識、スキルを持っておくことでより説得力のあるデザインができます。
なんとなく良いデザインを作るのは素人がやること
10年以上前Webデザイナーになりたての頃は僕も自分が好きなデザインをしてしまっていました。
しかし、実際にはデザインの力でクライアントの悩みを解決することが主な目的です。なので、なんとなく良いデザインではいけません。
例えば50代女性向けの健康ドリンクの販売サイトなら文字も大きめでわかりやすく、イラストをたくさん使うデザインにする。などのデザインスキルが必要です。
自分の好みだけでデザインするのはプロではなく素人レベルのデザインということになります。
スキル2.デザインツールを使えるスキル
Webデザイナーであれば絶対使えないといけないのがデザインツールです。デザインツールを使うスキルは必要なスキルです。
主にPhotoshop,Illustrator,Adobe XDなどが有名です。そのほかSketch,FigmaなどのWebデザインツールで最近ではとても人気です。
Webデザイナーが最低使えたほうが良いのはPhotoshop,Adobe XDでしょう。XDを使わない場合はSketchかFigmaが使えれば問題ないです。
XDからFigmaに乗り換えた
Webデザイナーになったあともデザインツールは時代とともに変化します。僕はPhotoshopメインでXDなどを使っていました。
しかし、会社が変わるとSketchに移行したのちにWebブラウザでも使える上にプロトタイプの共有も簡単で複数人でデータを同時に触れるという理由で現在はFigmaに移行しました。
このツールが使えれば終わり!というよりはWebデザイナーは常に時代に合わせて新しいツールを使えるようにしておくことが大切です。
スキル3.プログラミング・コーディングスキル
HTMLやCSSといったフロント部分のプログラミング・コーディングスキルは必須と言っても過言ではありません。
なぜならWebデザイナーの仕事の範囲が徐々に広がっていることと、人材が不足していることにあります。
Webデザインだけできるという人は現在副業でも人気のため増えています。しかし、コーディングも完璧にできるというWebデザイナー人は少ないです。
1人でデザインからWebコーディングまでできるということはこれからの未来にも強いWebデザイナーになれるということです。
コーディングができればフリーランスになりやすい
Webデザインだけでなくコーディングもできて一通りWebの制作ができるならフリーランスでの成功率はぐーんと上がります。
仕事の単価が高くなりますし、継続して仕事ももらえるきっかけになります。
すべて自分ひとりで完結できるようになれば利益も多くなり、フリーランスとしての成功率は高くなるでしょう。
とはいえ、自分ひとりだと受注できる件数も限られるのであえてコーディングの基礎部分を外注して、細かい部分だけ自分でやるっていう方法も効率的に利益を生むことができる方法です。
スキル4.マーケティングスキル
WebデザイナーのスキルはWebサイトのデザインを作ってコーディングできることだけではありません。マーケティングスキルもかなり重要です。
僕も元々はデザインだけ専門のWebデザイナーでした。しかし、それだけではやっぱり収入を増やすことも難しいです。
なぜならWebデザインやコーディングができるだけでは実際にはクライアントにとって良いことにはつながってないからです。
ざっくりと言うとWebを使って業績を上げることがWebデザイナーに求められていることです。
なので、Webデザインができたから良し、ではなくてマーケティングスキルを使っていかに目標を達成するかが肝心なポイントです。
Webデザイナーのマーケティング領域とは?
僕が実際にやっているWebマーケティングの領域はSEO対策、A/Bテスト、ヒートマップツールを使ってPDCAを回していくことです。
ざっくりと言うとWebサイトやWeb広告を数値分析し、A/Bテストを実施して勝ちパターンを作っていくようなイメージです。
Webディレクターや、起業したいと思っている人はWebマーケティングスキルは必ず必要になってくるので勉強しておいたほうが良いです。
スキル5.コミュニケーションスキル
Webデザインスキル、コーディング、マーケティングスキルとここまではわりと実務的なスキルをご紹介してきました。
実務的なスキルではないんですが必要なのは、コミュニケーションスキルです。
Webデザイナーってもくもくとデザインをやっていて一人で仕事をしている職人っぽいイメージを持たれることが多いです。
実際にはそうではなくて、ミーティングなどの打ち合わせの時間がすごく多いです。
デザインを見せる時、仕事を始める時、相談を受ける時。色々なシーンでコミュニケーションが必要になります。
円滑にWebデザインをすすめるためにもコミュニケーションスキルは必要なスキルのひとつです。
コミュニケーションスキルがないとどうなる?
では、実際にコミュニケーションスキルがない場合はどうなるんでしょうか?
僕は以前デザインスキルがすごく高いのにコミュニケーションがなかなかうまく取れないWebデザイナーと仕事をした経験があります。
デザインの方向性も相違があって、何度も出し戻しが発生するし、なかなか円滑に仕事が進まなくて予定の1.5倍の時間がかかってしまって大変な機会損失をしたことがあります。
コミュニケーションスキルが足りていないと認識合わせがズレてしまって二度手間、時間の無駄、などのコストが膨らんでしまいます。
その結果、時間も費用も消費してしまうのでコミュニケーションスキルがないWebデザイナーは仕事が減っていくでしょう。
スキル6.ディレクションスキル
Webデザイナーになってしばらくするとその重要さがわかるのがディレクションスキルです。
Webデザイナーとして成長していくとデザインを他のデザイナーにお願いしたり、Webデザインをコーディングしてもらうときに依頼することがあります。
そこでディレクションスキルが必要になってきます。
いかにWebデザインを効率的に、速く完成させるかはディレクション能力にかかっています。将来Webディレクターを目指す場合は必ずディレクションスキルは必要になってきます。
スキル7.マネジメントスキル
Webデザイナーとして更に収入を増やしたい場合はマネジメントスキルは必要です。やっぱりマネージャークラスになれば収入も増えていきます。
Webデザイナーをマネジメントしてより多くの仕事、より大きい仕事をできるようになればその分収入も増えます。
僕もマネジメントは経験ありますが、正直とても難しいです。
人はそれぞれ性格も違うので正解というものがなくてトライアル・アンド・エラーの繰り返しという感じですね。
自分でWebデザイナーに必要なスキルを身につける方法
僕は基本的に独学でも勉強って十分できるものだと考えています。しかし、なかなか長期では難しいのも事実です。
十数時間ならできても、何十時間も勉強しないといけないものに関しては独学では続けるのも難しい印象がありますね。
なのでWebデザインやプログラミング、コーディングは短期スクールがおすすめです。
しかし、一度書籍を使ったりして独学でやってみて無理だったらスクールというようにしておきましょう。
人によっては継続力があって独学でも十分という場合があります。
スキルアップしたらWebデザイナーは転職を考えよう
Webデザイナーに必要になってくるスキルを身に付けてスキルアップしたらどんどん転職活動をしましょう。日本の会社の仕組みはまだまだ残念ながら年功序列です。
表向きは評価制度があっても結局長く居る人、年齢が高い人が給与が高い傾向にあります。そのためスキルアップして転職すれば数十万も年収がアップした!という人が多いのも事実です。
スキルアップしているうちに自分のWebデザイナーとしての価値がアップしていることがあるからです。
転職をすぐに考えてなくても転職サイトに登録して自分の市場価値を確認しておくことも大切ですよ。