こんにちは!現役のWebデザイナーのずぼらなオッター(@Otter_zubora)です。
みなさんはLP(ランディングページ)のデザインで成果がでなくて悩んだ経験はありませんか?
僕は正直何度も悩んだことがあります!
そのため「LPデザインで成果がでない!」と悩むたびに、色々なセミナーやツール、本でLP(ランディングページ)の勉強をしてきました。
その結果、LPで成果をあげれるようになってクライアントさんにも喜んでもらえるようになりました。
デザインと同じようにLPO(ランディングページの最適化)も、知識や引き出しを増やしていくことで色々な改善ができると痛感しました。
そんな僕が最近「もっと早く読めばよかった!」という素敵な本に出会ったので今回はその本についてご紹介します。
ランディングページ 成果を上げる100のメソッド
体系的にLP(ランディングページ)について学ぶなら、この本!
株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ホームプロ、株式会社パソナなどの大手クライアントをもつ株式会社ポストスケイプ著の『ランディングページ 成果を上げる100のメソッド』です。
2018年1月に発売された本ですが、今でも実践で十分役立つ本なのでLPデザインをする際のバイブルとして使っています。
これまでLPデザインについて色々なツールや本を買って学んできた内容が、1冊で綺麗にまとまっていました。
- LPデザインに関する基本知識
- 「成果が出ない…」の解決方法
- LPデザインの分析方法
- LPデザインの改善方法
- LPデザインを最適化する方法
- LPで成果を出すための実践術
1つ1つのメソッドが基本2ページくらいにまとまっているので学びたいところだけピンポイントで学べる上に図などで解説されていてわかりやすいです。
LPに関する基本知識
1ページで情報を伝えるものがランディングページ、通称LP(エルピー)です。
目標とするコンバージョンを獲得するために必要な情報だけを1ページに凝縮するという特徴があります。
LPを作る前に行動を起こしてもらうため、必要なコンテンツを準備する必要があります。
LPは広告を見て、もっと情報を知りたい!というユーザーが訪れるページなので、その興味を行動へ変換できるコンテンツを準備できているかがランディングページの成果にも繋がります。
準備が結構大切ってことだね!
何を誰に、何を訴求し、どうしてほしいかが1ページにまとまっているのが良いLPだね!
LPの成果が出ない…の解決方法
LPを作っているとリリース後、なかなか成果がでない!どうしよう!作り直そう!という話になることがあります。
しかし、経験上いきなりLPの成果が思い通りに行くことはほとんどありません。
LPは適切に分析し、日々改善していくことが大切です。
一般的にはLPはPDCAをうまく回せるかどうかが肝心だと言われています。
分析して改善を決めたら、決めた場所以外は変更しないというのも大切。
そうしないと改善後の分析結果がぶれてしまうからです。
- PLAN(計画)
- DO(実行)
- CHECK(分析・評価)
- ACTION(改善)
上記の頭文字からPDCA(ピーディーシーエー)と呼ばれています。
LPデザインの分析方法
書籍の中には数多くの分析方法、実践方法が載っていました。
僕がLPの分析ツールとして取り入れているのはヒートマップツールとA/Bテストです。
ヒートマップツールはよくタップされている場所がわかったりLPの離脱ポイントなどを可視化することができます。
A/Bテストでは仮説検証するときの分析が一番簡単にわかります。
ヒートマップツールとは、Webサイトの各ページでユーザーがどのような行動をするのかを、わかりやすく色で表現することが出来るツールです。
他のツールと比較すると、「色で表現」されているので、専門知識がなくても簡単にユーザーの詳細な行動を把握できることが特徴です。
ABテストは、WEBマーケティングにおける手法の一つです。
WEBサイトや広告のバナー等の画像をAパターンとBパターンの2パターンを用意して「どちらがより良い成果を出せるのか」ということを検証するものです。
場合によっては2パターン、3パターンと複数回の検証をするケースもあります。
LPデザインの改善方法・最適化の方法
LPの改善方法は様々です。「ランディングページ 成果を上げる100のメソッド」でも20個以上の方法が紹介されていました。
中でも実践してみて王道だなって思ったのはメインキャッチコピーの改善、フォントの変更、ファーストビューの変更、CTAボタンデザインの変更です。
この4つは改善も比較的かんたんにできる割に効果が見込めるなって思いました。
基本変更は1箇所にして、A/Bテストするのが良いです。
CTAとは「Call To Action」の略で、行動喚起という意味になります。簡単に言うと「注文する」「資料請求する」「無料相談する」などのボタンのことをいいます。
LPデザインで成果を出すためにこの本で実践で役立ったこと
LPデザインで成果を出すために実践で役立つことは大きく3つありました。1つずつ簡単にお話したいと思います。
ヒートマップツールを使った分析
ヒートマップツールはPtengineを使えば、ユーザーの離脱ポイントを把握することができます。
例えばLPの中で離脱されるポイントが見つかったらそのセクションは流入してくるユーザーが求めている情報と不一致ということです。
なので離脱ポイントを見つけてセクション毎に改善できるのでとても良いです。
闇雲にここがたぶん流入してくるユーザーに合ってないんじゃない?という予想で変更してしまうと、改善してるつもりが実はどんどん改悪してしまっているということにもありかねません。
ヒートマップツールとA/Bテストをうまく使うことで成果が出るLPを作ることができるんだなと勉強になりました。
レイアウトの型を把握しておく
LPのデザインレイアウトは型があります。コーポレートサイトや商品ページなどと違って、LPはだいたいセオリーが決まっています。
なのでファーストビューのパターンなどもこの本に書いているように型を把握しておくことでLP改善のスピードもぐんと上がりました。
このパターンがユーザーに刺さらないなら別の型を使ってデザインしてみよう!みたいな行動がどんどん早くなるのでとても効率的になりました。
デザイナーもマーケティング知識があったほうが良いということ
全体を通じてですが、実はこの本はデザイナー向けの本ではないです。
LPを作る人全体に関わる内容なので、マーケターからデザイナー、コーディングをするコーダーまで。
基本的にはマーケティングの話が中心なんですが、この本の内容はLPに関わる人すべてが読んでおくべきだと思いました。
関わる人の基礎知識として知っておいたほうが良いLPが効率的に、早く作れると感じました。
僕はさっそく同じ会社の人にこの本を渡して、基礎知識をみんなで揃えるようにしよう!と思いました。
ランディングページ 成果を上げる100のメソッドの感想
LP(ランディングページ)の基礎知識から実践方法まで学びたい!と思ったときには『ランディングページ 成果を上げる100のメソッド』の一冊があれば十分!というくらいきれいにまとまった1冊でした。
成果を上げていくためにはWebデザイナーの僕もWebマーケティング知識が必要!と改めて思いました。
WebデザイナーだけでなくWebマーケティングをしている人にはぜひ一度読んでほしい本です。