こんにちは!現役のWebデザイナーのずぼらなオッター(@Otter_zubora)です。
今回はよく質問される「どういう人がWebデザイナーに向いてないのか?」について10個の特徴をまとめました。
Webデザイナーをこれから目指してみようと思う人は一度読んでみてもらえると嬉しいです。
僕もWebデザイナーになってみたいなって思うけど、もしかして向いてないのかな?って思うこともあるけどどうなんだろう…
向き不向きは実際あることだから、一度10個の特徴を見て判断してみると良いかもね!
- Webデザイナーを目指そうと思っている人
- Webデザイナーに興味ある人
- 現役のWebデザイナーの人
目立つ仕事をしたい人
Webデザイナーの仕事はかなり地味な仕事です。僕も実際にWebデザインの仕事をするようになる前はかっこいい仕事、スマートな人たちの仕事というイメージでした。
しかし、実際には細かい修正やブラッシュアップ、提案のための資料作成や分析など、かなり裏方の仕事が中心です。
表舞台で誰かの前にたって褒められるような仕事というよりは縁の下の力持ち的なポジションだと僕は感じます。
表舞台は営業やマーケティング担当の人っていう感じですかね。
ドラマや映画の世界とは現実は違うもの
ドラマや映画を見ているとWebデザイナーや広告代理店の仕事はいかにも輝かしく、かっこいい職業として扱われています。
しかし、実際には本当に地味な仕事が多く無心で作業をこなさないといけないこともしばしば…。
とある会社で働いてたときにに出稿していたバナーの文字を間違えてしまっていたので夜中まで100個くらいのバナーをちまちま直していったという経験もあります。
ずっと座ってやる作業が苦手な人
世の中がコロナの影響でリモートワークが中心になりつつある世の中では「家でもくもくと作業できない」という方も少なくありません。
Webデザイナーの仕事は基本的にほとんどデスクワークで、じーっと座ってデザインをすることになります。
そのため集中して座って作業を続けることを苦だと思わない人のほうが向いています。
デスクワークでじーっとパソコンに向かっているのはしんどい!!という方には割としんどい職業かもしれません。
パソコンに向かって無心で作業できる人は良い
僕は昔からパソコンでインターネットサーフィンをするのが好きでした。20年以上前に両親が買ってくれたパソコンも、壊れるまで使い倒しました。
インターネットが一般化してからはブログを作ったり、ホームページを作ったり、デザインをしてました。
元からパソコンをずっと触っていても苦じゃないというタイプの人は少なくないでしょう。
そういう人はWebデザイナーにはとても向いていると言えます。
コミュニケーション能力が低い人
Webデザイナーやグラフィックデザイナー、エンジニアの仕事を実際にしてない人から見るともくもくと作業だけしているように見えがちです。
しかし、実際には打ち合わせや提案、ミーティングが数多くあります。
僕は多い時では勤務時間の半分以上がミーティングになります。デザインは1人で作って良いものができるものではありません。
いかにコミュニケーションをうまくとれるかにもかかっています。そのためコミュニケーションを取るのが苦手…という方にとってはWebデザイナーはしんどいでしょう。
コミュニケーションが上手かどうかも大切
Webデザイナーとアーティストを間違えられることがあります。
デザイナーはあくまで目標とゴールのための手段なので自分が見ていいデザインだから良いデザイン。ではありません。
例えばクライアントが40代向けの化粧品をもっと売りたいと考えているのに、30代の僕は勝手に「今のデザインはごちゃごちゃしてるからとりあえずかっこいいデザインにしよう!」と思い込むとミスコミュニケーションになってしまいます。
相手がどういうWebデザインを求めているのか、ゴールと目的はなんなのかを明確にコミュニケーションをとっておく必要があります。
うまくコミュニケーションがとれないと求められてないデザインばかり作ってしまい、仕事もどんどん減ってしまいます。
HTMLやCSSなどのコードを読むのが嫌いな人
Webデザイナーでまったくコードを読まないというデザイナーも中には居ますが、これからの市場の需要を考えるとコードが読めないデザイナーは淘汰されてしまうだろうと僕は感じています。
Webデザイナーでありながら実際の実装されたWebサイトの構造がわからないとWebデザインの幅も頭打ちになってしまうからです。
Webの構造・中身をわかっているからこそWebデザインがよりよいものになります。
HTMLやCSSなどを理解していないと仕事がスムーズではない
Webデザイナーがデザインからコーディングまでして納品というのは実際にはあまり多くありません。
僕のこれまでの経験上、コーディングは別のフロントエンジニアなどが担当することが多いです。
しかし、ここでWebデザインを元にコーディングしてもらう際にコードを理解していない場合すごく時間がかかってしまいます。
デザインデータだけでは中の想定までされてなくて確認に時間がかかったりテストのときに何度も修正が発生してしまいます。
コードを理解しているWebデザイナーとエンジニアであればコミュニケーションも円滑なのでスムーズです。
地味で地道な仕事が嫌いな人
僕は昔からパソコンに向かってコツコツ積み上げていくような作業が得意でした。
例えば今書いているブログも同じです。一気に記事なんて書けないので草案を作って書いては直し、書いては直しを繰り返しています。
これと同じようにWebデザインもとても地味な作業も多く、試行錯誤の繰り返しです。
誰も気づかないような改善をすることも多く、地道で目立たないような仕事も多いです。
特にWebデザイナーになったばかりの頃は細かい修正、バナーの作成など小さい仕事ばかりでとても地味です。
地味で地道な仕事はやりたくない!と思う人にはWebデザイナーは向いていません。
地道な作業が多い
Webデザイナーはしばしば、改善のためABテストなども行います。細かい一部修正でABテストを繰り返して地道に積み上げていってより良いデザインを少しずつ作り上げていきます。
みなさんもよく見ているWebサイトが本当は日々進化していっていることに気づいたことはありませんか?
本当はもっと気づかないところまで改善されていて、誰かに気づかれないような仕事もWebデザイナーの仕事です。
勉強し続けるのが苦手な人
Webデザイナーになったら勉強しなくて良いのか?というと答えは絶対NOです。勉強なくして、Webデザイナーはやれません。
なぜならWebデザインの流行はすごいスピードで変化しているし、Webの仕組みそのものも今では信じられないスピードで進化しています。
3年前の常識は今通用しません。Webデザインも同じで、フラットなデザインがブームな頃があれば立体的なデザインがブームになることもあります。
常に勉強し続ける気持ちがないとWebデザイナーとしてやっていくのは厳しいでしょう。
変化し続ける業界で生き抜くための勉強
僕は大学、専門学校のときに比べて圧倒的に今のほうが勉強しています。
HTMLやCSS、Javascriptもどんどん変化していっています。僕が学生だった頃のWebデザインの知識や、コーディングのスキルは今ではほとんど変わっています。
スマートフォンも今ではとても多くの種類があるため、Webデザインを作るときのサイズ感なども日々変化しています。
10年前に比べてスマートフォンは確実に大きくなっていますもんね。
観察力がない人
Webデザインに限らず、デザインって正直正解はないです。自分が作ったデザインが完全に満足!!もうこれ以上なにも触る必要もなく、間違いなく良いデザイン!というものはできたことがありません。
しかし、かといって不完全なものを仕上げているのかというと違います。いつもその時点では最高のパフォーマンスで最高のデザインを作っています。
日々トレンドも変わるし、見え方が変わってきます。自分のデザインであってもよく観察すればするほどまだまだやれることはある!と思うのです。
観察力がないと世の中のトレンドもキャッチできない
僕は職業柄街に出ると自分ごとではないものまで広告をはじめとするデザインはじっくり見てしまいます。
電車に乗っているときも中吊り広告を見ると最近は普通に印刷しているものではなく型抜きしてあって、目立つような工夫がしているものや特殊印刷加工のものがあったりします。
同じようにWebをみていても、このWebサイトの見せ方は新しい!とか、こういう広告はついついクリックしちゃう。と思うとすぐにスクショをとったり写真に残しています。
日々の生活でもデザインに触れない日はないので常にデザインが好きで観察力がないとWebデザイナーとしてもなかなか第一線では活躍できないと感じます。
大雑把な性格な人
大雑把な性格の人はデザイナーという職業において致命的です。
なぜなら早かれ遅かれミスが起きるからです。とはいってもミスは人間なら誰しも必ず起こしてしまいます。
しかし、大雑把な性格の場合はミスが多く何度も同じようなミスをやってしまいます。
Webデザインをはじめ、グラフィックデザインも細かいところをいかに詰められるかが勝負です。
1pxのズレ、見えないズレ、違和感がデザインの美しさを損なう原因となります。全角と半角が混ざっているデザインを見ると僕はもう気持ち悪くてしょうがないです。
雑な性格はデザイナーでは損する
僕はディレクションすることも多いので、数多くのグラフィックデザイナーやWebデザイナーと仕事をしてきました。
その中でも「この人何度も同じミスする」という人と「この人のデータは汚い」という人とは仕事をあまりしないようにしています。
ミスは誰にも起きることなのでしょうがないんですが何度も同じようなミスが続くと時間のロスにもつながるし、最悪事故に繋がります。
あとはデータの整理がきちんとできてない人は大雑把なのがデータを見れば一目瞭然です。
僕がデータを触ろうとしたときにごちゃごちゃになっていて結局1から作ったほうが早い。ということもありました。
デザインのデータもきれいに整頓できてないと他の人の迷惑になるので気をつけてほしいものです。
時間管理が苦手な人
Webデザイナーにとって時間管理は絶対必須です。ちょっと遅れちゃいました。というのは許されません。
ほとんどのWebデザイナーは毎日基本常に時間に追われています。企画から降りてきて最後に作業するのが基本Webデザイナーだからです。
短納期で良いデザインを作らないといけない。これが正直現実です。プライベートなでも○日までにやっておくよ。という約束を守れない人は基本ビジネスや会社でも同じくうまくいってません。
いい感じのデザインを明日までにできる?
Webデザイナーとして下積み時代は自分のキャパシティも理解できてない上に自分のデザインの幅もすごく狭かったです。
そのため、クライアントから「いい感じのWebデザインを来週の月曜までにお願いします。」と言われて木曜日に安請け合いしてしまったことがあります。
よくよく考えたらその仕事をするにはほかの仕事の時間管理も狂うし、稼働時間はもう少ないし…と自分の首をしめたことがあります。
結局その時は土日も仕事するハメになった上にクライアントからは月曜日のお昼に「月曜までって言ったのにまだ来てないです」と怒られてしまいました。
「月曜日まで」を月曜日中なのか、月曜日になるまでなのかをはっきりと聞いてなかったため痛い目にあいました。その後、その経験を生かし、時間管理をすごく勉強しました。
論理的にデザインできない人
恥ずかしながら僕はWebデザイナーになりたての頃は理論的なデザインは全くできていませんでした。
かつての僕のようにデザインを感覚的にやってしまう人はWebデザイナーには向いていません。
なぜならデザインというのはアートではなくはっきりと目標やゴールがあるため、理論的なものじゃないとおかしいからです。
ここのボタンの色はなぜこの色なのか、なぜこのフォントなのか、なぜこの余白は20pxなのか、なぜこの写真なのか、なぜここは丸みをかけているのか。
そのあたりもはっきりと答えられないと良いデザインではありません。
感覚的なデザインは自分よがり
ついついデザインをしていると「自分が」かっこいいと思うデザインを作ってしまいがちです。それは僕も未だについついてやってしまいます。
しかし、実際にはそれは自分が見て良いデザインなだけでほかの人から見れば良いとは言い切れません。
ここはかっこいいと思ったからこの色を選んでます。ではクライアントは納得しません。
例えばかなりざっくりですが、例を上げると「このデザインを採用した理由はターゲットをリサーチした結果40代女性が多く、その層にインタビューした結果一番多く選ばれたデザインだからです」くらい言えないと納得できません。
感覚的に「これかっこいいでしょ?」ではWebデザイナーの仕事にならないです。
まとめ
現役のWebデザイナーだからこそ、実際の部分がわかるのでWebデザイナーに向いていない人の特徴を10個にまとめてみました。
自分は4つも当てはまってるから向いてないかも…と思ってしまう人がいるかもしれません。
しかし、これらすべては誰でも改善できることです。何よりもWebデザインを好きである気持ちが強く、この記事を見ているということは向上心もある方でしょう。
なので、気を落とさずに向いてない特徴を向いている特徴に変換していけば良いです!
僕は強い気持ちさえあれば、誰でもWebデザイナーになれると思っているのでこの記事を読んでやっぱりWebデザイナーになろう!!と決心してもらえたらとても嬉しく思います。
- 目立つ仕事をしたい人
- ずっと座ってる作業が苦手な人
- コミュニケーション能力が低い人
- HTMLやCSSなどのコードを読むのが嫌いな人
- 地味で地道な仕事が嫌いな人
- 勉強し続けるのが苦手な人
- 観察力がない人
- 大雑把な性格な人
- 時間管理が苦手な人
- 論理的にデザインできない人