デザイナー歴12年目のオッターです。私もデザイナーなので色々な人と関わりながら仕事をしています。やはりどんな人とも良好な関係で仕事もプライベートも充実させたいですよね。人の幸福度は良好な人間関係にあると言われています。
今回は人と良好な関係を作るためにも人に好かれる7つの法則について詳しくまとめました。どの法則も知ることで今日から使えるコミュニケーション術となっているのでぜひ参考にしてみてください!
- 人間関係に悩んでいる人
- コミュニケーションが苦手な人
- 良好な人間関係を築きたいと思っている人
1. 自発的特徴変換
自発的特徴変換とは、「雰囲気」を「見えたもの」に投影するという心理現象のことを言います。
簡単に例えると○○さんが□□さんの陰口、悪口を私に話していた場合は○○さんの印象がそのまま悪い印象になってしまうということです。脳はその場の雰囲気と目で見ているものを重ねて記憶してしまいます。
結婚式やパーティーなどでカップルができやすいのはこの明るい雰囲気が作用していると言われています。
(参考:自発的特徴変換とは|なぜ悪口が損をしてしまうのか!?)
人から好かれるために自発的特徴変換を応用
まずは悪口を言わないように心がけることは大事なのでしっかり覚えておきましょう。
- 悪口、陰口、悪いニュース、暗い出来事を口にしない
- 明るい話題、明るいニュースや面白い話、ハッピーな雰囲気の話をする
たったこの2点を気をつけるだけであなたの好感度は高くなります。家族でテレビを観ている時も暗いニュースや事件の話題になったらすぐにチャンネルを変えましょう!
2. フランクリン効果
フランクリン効果とは物理学者で政治家だったベンジャミン・フランクリンが政治活動で人々の支持を得るために使っていた効果のことをいいます。100ドル札に印刷されている人ですね。
ちょっとした頼み事をすると相手から好意を抱かれるというものです。
例えば、ボールペンを貸してもらう。面白いテレビを教えてもらう。おすすめの飲食店を教えてもらう。など、ほんのちょっとの頼み事をすることです。
(参考:ベン・フランクリン効果:助けると好きになっちゃう現象)
人気ホステスも自然に使っている?
この効果を最もよく使っているのはホステスさんなどの接客業をしている方々です。もう知っている話題でも、「そうなんだ〜!それってどういうことなの?詳しく教えて」と本当は経済ニュースも観ているのに知らないふりをして教えてとちょっとした頼み事をするのです。
3. 単純接触効果
単純接触効果と聞くと、触れること?と思われますが、そうではないです。これは会ったり、見かける回数が多いと好感を抱きやすいという法則です。
例えば毎朝通勤の時で見かける人、いつもジムで会う人。そんな人には自然と好意を抱き、興味が湧いてしまいます。
(参考:繰り返し接しているうちにどんどん好きになるのはなぜ?)
CMの商品や選挙ポスターもこの効果が狙い
スーパーに行った時、あなたが牛乳やお菓子などの商品を選ぶ時、自然とCMや広告で見かけたものを手にとってしまいませんか?それは目にする機会が多いから自然と好意を抱いているということです。選挙ポスターもそのような効果があると言われています。
毎日会う会社の人と仲良くなれない?
しかし、こう思う方も居るのではないでしょうか?「でも、会社の人と仲良くなれない」こういった場合はさらに効果を高めるために雑談の量を増やすことが大事です。ほんの少し明るいニュースや天気の話でもいいので声をかけるようにしましょう。そうすると自然と好感を抱かれるようになります。
https://www.revrev.work/%e8%81%b7%e5%a0%b4%e3%81%a7%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%8c%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e6%b3%95%e5%89%87/4. 返報性の法則
返報性の法則とは、簡単に言うと恩返ししたくなる気持ち、仕返ししたくなる気持ちということです。
身近な例だと「服屋さんで試着させてもらったら買ってしまいがち」「SNSでいいねされたらお返ししたくなる」「告白されてからその人が気になってしまう」などが具体例としてあげられます。
(参考:返報性の法則とは? 交渉の定番メソッドを使いこなそう!)
相手の話に興味をもってあげる
相手の話に興味をもってあげると相手から好意を抱かれやすく、良好な関係が築きやすいです。
具体的には「あいづち」と「質問」が大きなポイントです。芸能界では明石家さんまさんがこのテクニックを上手く使っています。
明石家さんまさんは実はそんなに話してない
実は踊るさんま御殿などの明石家さんまさんの番組を観ていたらわかるんですが、実はさんまさんはそんなに喋っていません。
「ほいでほいで」「そうなんか〜!」「それでそのあとどうなったんや?」「ほんまかいな〜!」と共感と質問で相手に興味を抱いているのを丸っと表面に出しています。聞き上手は話してよかった、得したと思う相手なのでもちろん好意を抱かれます。
5. 類似性の法則
類似性の法則は日本人が最も身近に感じるのではないでしょうか?同じ星座、同じ血液型、同じ出身地、同じ趣味、などの共通点を持つ人に好感を覚えるという法則です。
共通点が多ければ多いほど好意を抱きやすいんですが、そもそも共通点がない場合は諦める。ということでもなく共通点は増やすことができます。
共通点を増やす技
先程の法則と同様に相手に「共感する」ことで共通点が増えていくのです。「わかる!私もそうなんだよね。」とか「同じだよ!」ということを使って共通点を増やしていけばよいのです。あまりに無理やりなのは控えたほうがいいですけどね!
(参考:類似性の法則|コールセンターの心理学)
6. 開放性の法則
プライベートな話、失敗談は好感を得やすいです。例えば芸能人やお笑い芸人さんが失敗談や、ここだけの話、プライベートな話をしていると自然と好感度が高くなっていきませんか?
YouTubeでモーニングルーティンを観たり、本音を聴けるとよりその人のことが好きになってしまうという法則です。思い切って失敗談を打ち明けてみると好感度が高くなる。ということはあります。
(参考:【心理学】相手と親しくなりたい!そんなときは「開放性の法則」を使ってみる?)
7. メラビアンの法則
メラビアンの法則は1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念です。
見た目や仕草、視線などが話す内容や口調よりも重視しているということです。例えば話の内容がどれだけ面白くても面白くなさそうな表情だと好感が抱かれません。
逆に清潔感があり、柔らかい明るい表情で身振り手振りを使って話していると好感を得やすいのです。お笑い芸人さんの漫才なんかもこの法則が利用されていると思っています。
人に好かれる7つの法則のまとめ
今回は人に好かれる法則いついて学びました。7つの法則は実は基礎のようなものなので今日からすぐに実践できると思います。実は、自分と関わる人にいかに気持ちよく接してもらうか、相手を喜ばせるかっていうのが重要なポイントになります。
- ポジティブな話題、明るい話で明るいムード、雰囲気を出す
- ちょっとした頼み事をする
- 相手と会う回数を増やして、雑談量を増やす
- 相手の話に興味を持つ
- 相手の話には共感する
- 失敗談を上手く使って好感を得る
- 手を動かしたり表情で明るい雰囲気を演出する