こんにちは!グラフィックデザイナーを経て、現在はウェブデザイナーをやっているずぼらなオッターです!
今回は私のグラフィックデザイナー時代はどれくらい昇給があったのか?についてまとめました!これから、グラフィックデザイナーを目指す人には一度読んでおいて欲しい内容となっています!
現在グラフィックデザイナーの人にも読んでもらえると嬉しいです。
- グラフィックデザイナーの昇給状況
- グラフィックデザイナーの将来性
- 損しない、後悔しないための方法
グラフィックデザイナーになるまでの道のり
大学を中退してまで広告をやりたかった僕は専門学校の在学中にもデザイン事務所でアルバイトさせていただいてたお陰ですぐに就職先が見つかりました。
しかし12年前でも既にグラフィックデザイナーの就職先は少なく、当時大阪に居たので同期のほとんどが就職先が見つからないような状況でした。
そんな中私は印刷会社の制作部門で就職
理想ではデザイン会社が良かったんですが当時勇気がなくて東京に踏み込めませんでした。今思えば一刻も早く上京したほうがさっさと一流のデザイナーになれたかも?と思っています。
しかし、その印刷会社では営業もいないためデザイナーが営業のようなクライアントとの折衝もしないといけなかったこともあってかなりクライアントワークがうまくなりました。
人間関係もうまく人脈ができて、多種多様の業種の仕事をしていて、毎月50個くらいデザインしていました。今では考えられない労働力…
仕事をどれだけしてもしても増えない収入
給料を増やすためには「とにかく仕事を増やせばいいんだ。」と思い込んでいた私はとにかく案件を増やしてたくさんのグラフィックデザイン案件をこなしていました。
月に100件の案件をやる月もあって、ポスターを1日6種作成とか、わりと無茶なこともやっていました。
しかし、いくら本数を増やして仕事を増やしても年収はほぼ上がりませんでした。年に一回しかない給料の改変も数千円。業績が良くならないとあげられないと言われてましたが、当時の自分はこんなものなのかなぁ?と絶望したもんです。
売り上げトップになっても増えない
とにかく業績でも社内で一番になれば良いし、ディレクションできるようになって下にグラフィックデザイナーの子をつけられるくらいになれば昇給する!と思ってました。
その結果、身を削りながら3年目で業績トップのデザイナーになったんですが今は不況だからと、8,000円くらいしか増えません。毎年、年収は多くて96,000円くらいしか上がらないってもう将来性がなさすぎますよね。
1年目の昇給は月給5,000円アップ
2年目の昇給は月給6,000円アップ
3年目の昇給は月給8,000円アップ
4年目の昇給は月給8,000円アップ
5年目の昇給は月給8,000円アップ
このペースだと絶対苦しい30代を過ごすことになる!!!と危機感を覚えました。その危機感を感じて思い切って転職して、本当によかったと思います。
同じ会社では大きく昇給は見込めない!転職のメリットを理解する
3年目で業績トップになった私はクライアントからうちの会社に来ないか?と誘われることも多くなりました。
そこで気付いたのは自分の今の市場価値は新卒の頃に比べて格段に上がってるはず!と気付いたのです。
今の会社では毎年1回しかない昇給で数千円しか上がらないなら、正直将来性は真っ暗です。なので、転職サイトに片っ端から登録して転職活動を始めました。その結果、その当時年収が350万くらいだったのに400万〜500万で提示してくれる会社も見つかりました。
今と同じ会社では年に一回数千円しか増えない。そのため年収は多くても10万円ほど。しかし、転職すれば一気に年収100万円上げることもできるのか!とようやく転職のメリットに気づきました。
転職しないリスクもあることを理解する
よく転職活動は面倒だ、もしも次の会社が良くない会社だったらどうしよう。という現状維持を選ぶデザイナーを見かけます。しかし、それは現状維持で沈みゆく船に乗り続けるというリスクもあります。
変化をしないことも将来的に見てみるとリスクになるということも重々頭に入れておいたほうが、将来後悔しないと私は断言します。
後悔しないための方法
僕は結局新卒で入社した印刷会社に5年間在籍しました。グラフィックデザイナーとしてそこで感じた後悔をもとにこれからグラフィックデザイナーになろうと思っている人に後悔しないための方法をご紹介したいと思います!
方法① 3年間はとにかく数をこなす
とにかく新卒3年間は修行だと思って数をたくさんこなすことに集中しましょう。最初の3年間はデザイナーとしてたくさんのデザインができることが将来のデザイナー人生に必ず役立ちます。
3年目までは正直給料が上がらなくて苦労すると思いますが、副業もできるようになるのでデザイナーとしての将来性はかなり高いと私は断言できます。
方法② 目安は3年で転職しよう
私は5年間も居てしまったんですが、3年でその会社は辞めて転職したほうが良いです。
なぜなら、同じような業務、同じようなデザインを続けて、同じような給料をもらっていたら歳を取るにつれて確実にしんどくなるからです。
3年間でおおよそ、デザインのことを吸収できるし、それ以上スキルをつけることがなさそうだなって思ったら転職したほうがいいです。
私も5年間も居たことで周りが見えなくなって、2年間はマンネリと過ごして損してしまったと後悔しています。2年目からは転職サイトに登録するくらいの準備をしていることをおすすめします。
参考:終身雇用はもう守れないってホント? 雇用のプロが語る未来予想図と企業のホンネ
方法③ 自分が居なくても会社は困らないと胸に刻んでおく
転職したほうがいいよ!と言うと、1番私に寄せられる相談の一つが、「自分が居ないと会社が困ってしまう。」という声です。
しかし、結論から言うとそんな会社ほとんどありません。経験上、0です。
会社としては、新しく人を雇うほうが遥かに費用も時間もかなり必要になってしまいます。それなら、今いる社員を使ってるほうがコスパがいいので会社が困るなどと甘い言葉で転職を止めようとしてきます。
私も「君がいないと会社が大変」「居てもらわないと困る」などと、何度も引き止められました。過去4社すべての会社でどうにか在籍を続けて欲しい旨を伝えられましたが、全て断って退職しています。
しかし、その後の会社の様子を見ても最初は多少困るにしても、正直すぐに安くても働き者のデザイナーが入ってくるので困ることはありません。そこで大事なのは自分の人生は自分で決めないといけないということです。
方法④ 上京する
まず私の最大の後悔は上京が遅くなったことです。結局上京したのは20代半ばだったので大きくデザイナーとしてのキャリアは遅れたと思っています。
デザイナーはとにかく東京に良い仕事が集まっています。経験値としても良いデザイン案件が多いですし、地方都市と違って1案件の価格がとにかく雲泥の差です。
私のように後悔しないように少しの無理をしてでも東京でデザインの仕事を探すことを強くお勧めします。
いくらリモートワークとはいえ、まだ現状では東京にデザイン案件は今も集中しています。
まとめ
私は比較的、上手な立ち回りをしてこなかったので20代半ばまでは相当馬鹿な回り道をしていたと思います。コツコツと毎日残業もしているのに、給料が安く生活も豊かではないデザイナーを今まで嫌になるほど見てきました。
デザイナーという職業はどうしても薄給が多く、労働環境も悪いことがとても多いです。しかし、断言します。そんな会社はさっさと辞めてしまいましょう。
デザインの仕事でも残業がほとんどない会社もあるし、給料も十分に与えてくれるホワイト企業もたくさんあります。情報社会になった現代では徐々にブラック企業は淘汰されていくと私は感じています。
将来、その淘汰される会社に在籍していたら路頭に迷うことになるので、後悔しないうちに今一度就職先、転職先はきちんと選びましょうね!
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